●技術・生産技術部門
生産段階への橋渡しがこの部門の役割。量産に向けて失敗は許されません。生産性を上げる、という目的のもと、問題点を洗い出し、その問題をひとつひとつ潰しながら試作を繰り返します。
もちろんテーマは生産性だけではありません。やはりここでもお客さまからの課題に取り組む姿勢は同じ。そのひとつが軽量化の取り組み。軽くしようとすると薄くなる、薄くなっては快適性が失われるという、相反する問題の答えを見つけなければなりません。
金型の傾き設定を変えるだけでガス抜けが変わる。液をどううまく広げるか、というようなディテールに徹底的にこだわります。そして「化学」からのアプローチも必要です。
原料そのものに対する考察、あるいはさまざまな添加剤の「処方」に工夫をこらします。
そうしたとき、原材料メーカーとの太いパイプがものをいいます。メーカーからの一方通行ではなく、私たちの方から提案をしていくことも多くなってきました。
生産能力の整備をふくめすべてはお客様のために。そして、自動車の分野でいえば新車が発表されるとき、モデルチェンジされたクルマが注目を集めるとき、日々の努力が報われる喜びにひたるひと時がやってくるのです。